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引用元:weheartit.com

ヴァイオリン初心者の方向けおすすめ練習楽曲、独学方法

ヴァイオリンを練習していくためには、初心者用の練習楽曲を弾いていくことになりますが、自分の能力値とかけ離れた楽曲を練習しても上達するのは難しいです。初心者の方に向いている練習楽曲、独学でバイオリンを上達していくために意識しておくべきことをまとめました。
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ヴァイオリンに限らず、何かを習得するには基礎が大切です。

ここでは、主に独学でヴァイオリンを始める初心者の方に向けておススメの練習楽曲や奏法のポイント、教則本をご紹介します。

初心者の方が弾きやすい曲 

ピアノやリコーダーなど身近な楽器の演奏は、ハ長調(♯や♭の付かない、ピアノでは白い鍵盤のみを使用する調)が簡単で導入時に良く弾かれる調性です。しかしヴァイオリンでハ長調の演奏をするのは難易度が高くなります。

ヴァイオリン初心者の方が弾きやすい導入曲の特徴は以下の通りです。

  • 解放弦(左手を使用しない)の音が頻繁に出てくる
  • イ長調(ファとドとソに♯が付く調)でA線又はE線、その両方を使用する
  • ニ長調(ファとドび♯が付く調)でD線又はA線、その両方を使用する
  • 左手の4の指(小指)を使用せず演奏できる

上記の条件を満たしている曲を数曲紹介します。

キラキラ星

耳馴染みがあるので弾きやすく、リズムが単純でボーイングの特別な技術が必要ないので導入曲におススメです。

アマリリス

八分音符が出てくるので、弓や左手の指を速く動かす練習ができます。

ロングロングアゴー

上記の2曲よりリズムにバリエーションが出て移弦の回数も増えるので、ボーイング技術の難易度が高くなります。

独学でバイオリンを練習される方

独学で楽器演奏を習得するには、沢山の情報を集めることが大切です。今はインターネットや動画サイトを利用することで有意義に学ぶことができますが、それ以上に大事なのは、調べた情報を元に自分の演奏やフォームを「客観視して分析する」、「正しいことを反復練習する」ことです。

お稽古に通う場合は指導者からの指摘や指導がありますが、独学の場合はそれを自分自身で行う必要があります。鏡を見て練習する、自分の演奏を録音録画するなど、客観視する練習方法を取り入れ、正しいことを反復練習して効率よく上達しましょう。

奏法のポイント

素敵な演奏は素敵なフォームから。構え方はとても大事です。鏡を見ながらフォームの確認をしましょう。

楽器は左肩から鎖骨辺りに乗せ、頭の重さを利用するイメージで楽器を挟みます。この時、顎あてに左のエラから頬が当たっているのが理想です。

楽器は床と平行になることが大切です。背筋を伸ばして胸を張って姿勢を正しましょう。

弓の持ち方は、少し独特で苦戦する方が多いです。綺麗な持ち方を習得するには根気と時間が必要になりますが、諦めずに取り組みましょう。

大事なことは「脱力」です。無駄な力が入ることで全てが上手くいきません。「握る」、「挟む」、「摘まむ」ではなく、弓を落とさない程度に「支える」感覚で持つよう心がけてみましょう。

ボーイングが上手でないと綺麗な音は決して出ません。練習時には鏡を見ながらボーイング練習を行い、フォームを確認しながら綺麗な音が出るコツを見つけましょう。

左手の形もとても大事です。まずはネックを握らないこと。ここでも「脱力」がポイントです。指の形は丸みを意識し、関節がしっかり曲がるようにして押さえましょう。

弦を押さえる強さは、弱すぎても強すぎてもいけません。力加減が難しいと思いますが、必要以上に強く押さえても音色に変化はありませんので、いろいろな力加減を試してみると適切な感覚を習得できるでしょう。

左手の練習で大事なのは音階練習です。指の形、音程、音色に注意して取り組みましょう。

おすすめの教則本

ヴァイオリンは様々な教則本や曲集が出版されています。
音楽教室などで習う場合は、教室や講師の指導方針が決まっていることもあるので事前に準備する必要はありませんが、目標の曲やどのようなジャンルの曲が弾きたいかなど事前に考えておくと良いでしょう。
ここでは独学でヴァイオリンを始める方にもお稽古に通う方にもオススメの教則本をご紹介します。

大人の方、読譜が出来る子供向け

鈴木鎮一バイオリン指導曲集

日本を代表する弦楽器メーカーの鈴木バイオリンが出版している教本です。

最初から曲を弾きながら学んでいく内容になっており、1冊に収録されている曲数は少なめで、収録曲は主にクラシック曲です。
お手本音源CDが付いています。

新しいヴァイオリン教本
基礎を丁寧に学んでいく教本。前者とは異なり短いエチュードが沢山折り込まれているので、基礎練習と曲を織り交ぜて進めていきます。収録曲数は多めなので1冊終わらせるのに少々時間がかかることも。
収録曲は主にクラシック曲です。

篠崎ヴァイオリン教本
上記で紹介した2冊とはアプローチが異なる教本となっています。独学では難易度が高いかもしれませんが、音感がある方や音楽の基礎知識が豊富な方、すぐにいろいろな調性の曲を弾きたい方におススメです。
新しいヴァイオリン教本と同じで、基礎練習と曲を織り交ぜて進めていくため、収録曲数は多めとなっています。
収録曲は主にクラシック曲です。

初心者のためのヴァイオリン教本 森本琢朗著
クラシックの他にJPOPや歌謡曲、洋楽など耳馴染みのある曲が収録されているので、クラシックが苦手な方におススメ。
適度に基礎練習も折り込まれているので、独学の方も使いやすいでしょう。

上記で紹介した3冊と異なり、1冊完結となっています。

読譜が出来ない幼児向け

子供のためのバイオリン教室

上中下巻と3冊に分かれていて、上巻は音符が読めない子のために五線譜を使わず音符と記号で進め、中巻で五線譜を読む練習に移る内容になっています。

基礎部分が長い内容なので曲を弾くまでに少々時間はかかりますが、丁寧に進めることでしっかり基礎が身につきます。


幼児のためのはじめてのバイオリン
音符が読めなくても楽しくヴァイオリンが学べ、教本が終わる頃には五線譜が読めるような仕組みとなっています。

1巻完結で、上記で紹介した教則本の2冊分を1冊に凝縮したような内容です。

まとめ

ヴァイオリンは音を出すのが難しいなど、数ある楽器の中でも難易度が高く難しいというイメージが根強いです。確かに簡単な楽器とは言えませんが、老若男女、いつからでも気軽に始められる魅力的な楽器で、憧れの楽器として人気です。

そんな素敵なヴァイオリンを楽しく演奏するためには地道な練習は欠かせません。「客観視して分析する」、「正しいことを反復練習する」、「脱力」をポイントに、楽しく練習に取り組みましょう。

お稽古に通われる方も、独学の方も、基礎を大切に継続的に楽器と向き合うことで、きっと綺麗な音色を奏でることができると思います。