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引用元:weheartit.com

【入門】株式投資の基礎知識

初めて株に投資してみたいと思った方は、ここで株式投資の基礎知識を身につけましょう。株で儲けたいというのが、多くの人が株式投資に興味を持ったきっかけだと思います。ただ何と無く株を始めたいという認識で取引を始めると損をするリスクが高いです。株初心者の方であれば身につけておきたいチャート、実際の取引についてまとめています。
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「株を買っている」「株に投資している」と周囲の方に言われたらどのように思いますか?
多くの人は「自分には関係のないこと」「株に投資なんてしたら損する」「株はプロがやるもので、素人が設けられるわけがない」という風に思うのではないでしょうか?

確かにテレビは書籍などのメディアで、株式に投資したことによって全財産を失ったという情報が散見されます。株というのは投資であり、パチンコや競馬、競輪のようなギャンブルではありません。ただ、何の知識もなく株取引を行おうとするとリスクは高く、ギャンブルと呼ばれても仕方ない部分もあります。

そうです、「何の知識もなく取引する」からギャンブルになってしまうのです。しっかりと知識や必要なことを学習すればリスクを減らすことができます。それらを理解した上で投資するかしないか、ご自身や家族と話しながら決めて株式投資を行うようにしましょう。

株式投資をしてどうなりたいのか?

株への投資に興味を持っていると思いますが、まずしっかりと認識をしておいていただきたいのは「株式投資をしてどうなりたいのか?」です。

どうなりたいか?というのは株式投資を行って、どのくらい儲けたいのか?という言葉に替えることもできます。
単純にお金を増やしたい!というものなのか、銀行に貯金しているだけでは金利でお金がほとんど増えないから、少しでもいい金利で資産を運用したい!というものでしょうか。もっとハイリスクでもいいから、外車が買えるくらい、家が買えるくらい儲けたいというものでしょうか。

株式投資を始めるにあたって最初の重要なポイントは、投資に使う元手をいくらに設定して、どのくらい儲けたいと考えているかを自身で理解することです。株式投資はギャンブルと違うと書きましたが、身に余る(目的から外れた)投資を行っていけば、いずれリスクが高まりうまくいかなくなってしまうものです。
おそらく十人いれば十人異なる答えを持っていると思います。その目的を忘れないようにしながら投資の知識を深めていきましょう。

投資スタイルを決める

株に投資することでどうなりたいのか?どのくらい儲けたいのか?というのを上記しましたが、それに付随して、投資スタイルというのがあります。
どのくらい儲けたいのか?という質問にはワザと「いつまでに」という言葉を含めませんでした。投資スタイルというのはこの「いつまでに(期間)」が大きく関係してきます。

株式投資の投資スタイルは、投資の期間「短期(デイトレード)」「短期(スイングトレード)」「中長期」の3つの投資スタイルに分かれます。それぞれの投資スタイルにおけるメリット、デメリットを見ていきましょう。

短期(デイトレード)

メディア(テレビや雑誌)などで見かける機会の多い「デイトレーダー」の投資スタイルです。この投資スタイルは超短期です!
デイトレードは日計り(ひばかり)とも言われます。1日で何度も取引(売買)を繰り返して、その売却差額で利益を上げるスタイルです。その日に買った株はその日に売る、次の日にそれを持ち越すことはしません。そのため、値動きがない銘柄ですと売買しても差額益がないため、安定している株価の銘柄ではなく、安値と高値の差がでそうな銘柄を狙って取引をします。

  • メリット
    投資の成果がすぐに出ます(期間がかからない)
    取引時間以外で発表されるニュースなどに影響を受けない
  • デメリット
    値動きが激しい銘柄を選ぶ必要があるため、値下がりのリスクも高い
    取引時間中は株価から目を離せない

デイトレードは、株式投資の中ではリスクが高いです。リスクを少しでも下げるためには、取引時間中は株価から目を離せません。そのため、株式取引をメインで仕事とする場合以外の方には不向きです。

短期(スイングトレード)

デイトレードの次は、スイングトレードです。
スイングトレードもデイトレードと同じで、短期投資スタイルです。デイトレードとの違うのは、株を翌日以降も持ち越します。デイトレードは当日中に売買を完了させますが、スイングトレードの場合は2日〜1週間程度を目安として売買を完結させます。

  • メリット
    比較的短期で投資の成果が出る(期間がかからない)
    取引時間外で発表されたニュースによって株価が上がることがある
    一日中株価を見ている必要がない
  • デメリット
    取引時間外で発表されたニュースによって株価が下がることがある
    デイトレードと同様に値動きの激しい銘柄を選択するため、リスクが上がる
    取引時間中にずっと見ている必要がないが、兼業だと銘柄調査などでかなり大変

中長期

短期のデイトレードやスイングトレードと異なり、サラリーマンなどで日中株価は見れないし、銘柄をコロコロ調べて変更することが難しい方は基本中長期でのトレードがになります。基本的には数ヶ月以上は売買した銘柄は保持しておき、状況によって売ったり買ったりするようなイメージです。
完全な長期ですと数年以上で保持していく人もいます。

  • メリット
    短期での値動きを気にする必要がない
    長期的に成長する会社に投資しておけば、リターンが見込める
    働きながらでも投資がしやすい
  • デメリット
    一度投資してしまうと、資産が動かせなくなる
    投資結果が出るまでに期間が必要

上記のメリット、デメリットを意識しながら投資スタイルをイメージしてみましょう。短期になればなるほどギャンブル要素(リスク高)になりやすいので注意しておきましょう。(特に始めたばかりであれば)

そもそも株って何?

株の取引について興味を持っているものの、株が何なのか理解していない状態だとまずいです。そもそも株とは、何なのでしょうか?

簡単にいうと、株式会社において株とは「会社そのものです」。株式会社の場合、株を発行して、その株が元となり会社となっています。仮にAという会社の株が0円で誰も買わない場合、その会社が発行している株自体の価値は0円ということになります。その場合、Aという会社の価値は0円ということになります。株取引というのは、この株を売買しています。
よく、会社が買収されたなどとメディアで報道されていますが、会社の買収となると買収された会社の株の過半数を他の会社が買ってしまったということを指しています。

では、なぜ買収されてしまう可能性のある株を会社が売っているのかというと、株を発行し、それを売ることで会社側は資金調達が可能になるからです。多くの会社が株式公開(上場)を目指すのも資金調達のため、という理由が多いのもこのためです。株取引をして、株主になれど買収をするわけではありませんよね。
私たちが株を買って、それを保持するのは株主としての権利を得るためです。

株式市場について知る

「東証一部上場企業」なんて言葉を耳にした機会はありませんか?
株式市場というのは、日本では現在「東京証券取引所」「大阪証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」「札幌証券取引所」の5つの他に、新興企業向けの市場として「ジャスダック証券取引所」というのがあります。東証一部上場企業というのは、東京証券取引所の第一部に上場している会社を指します。
株を売買する場合は、証券会社を仲介して各証券取引所に公開している会社の株を売買取引することになります。

株式市場の取引時間

株の取引は、各証券取引所で平日の9時~11時30分(前場)、12時30分~15時(後場)の短い時間で行われます。証券会社によっては夜間(PTS)での取引も可能ですが、一般的には日中の時間に取引されます。この短い時間に取引が集中するため、ニュースや決算などの話題があると大きく株価が変動します。

また、実際の取引ができる時間は上記ですが、株の売買する注文は、ネット証券を使うことで24時間365日出すことができます。

各取引所の位置付け

「東京証券取引所」「大阪証券取引所」「名古屋証券取引所」「福岡証券取引所」「札幌証券取引所」の5つの他に、新興企業向けの市場として「ジャスダック証券取引所」があると先ほど記載しましたが、それぞれの違いをまとめます。

  • 東京証券取引所第一部(東証一部)
    大企業向けの市場です。日本を代表する上場企業のほとんどはこの東証1部です。上場企業や、上場することを目指す企業の多くはこの東証1部を目指しています。
  • 東京証券取引所第二部(東証二部)
    中堅企業などが中心の市場です。東証1部への橋渡し的な位置付けの市場でもあります。
  • 東京証券取引所マザーズ(東証マザーズ)
    ベンチャー企業などの成長企業向けの市場です。上場基準が一部二部と比較すると緩いこともあり、起業して間もない起業などが中心です。成長企業が多いため、株価の変動も激しいのが特徴です。
  • ジャスダック
    ジャスダックも東証マザーズと同様、成長企業・新興企業が中心の市場です。日本で唯一、オークション方式とマーケットメイク(MM)方式という、2つの売買方式があるのが特徴です。

市場ごとの規模の比較をすると、東証一部>東証二部>マザーズ=ジャスダックの順になります。どの市場でも上場すれば上場企業となります。

また、上記では東証を中心にまとめましたが、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌の証券取引所にはそれぞれ第一部、第二部の市場があります。
東証マザーズ、ジャスダックで説明した成長市場向けの市場も各証券取引所であります、「ヘラクレス(大阪)」「セントレックス(名古屋)」「Q-Board(福岡)」「アンビシャス(札幌)」と呼ばれています。ただし、東京証券取引所に上場している会社が多いため、地方の取引所の銘柄よりも東証銘柄に触れる機会の方が多くなるとは思います。

株式取引の参加者

株式取引市場において、参加しているのは個人だけではもちろんありません。大きく分けると3つの参加者がいます。個人投資家・機関投資家・外国人投資家です。それぞれについて以下にまとめます。

  • 個人投資家
    みなさんのように個人で証券会社を通して市場の株式を売買している個人を指します。
    一般人個人が売買できる金額というのは多くありませんので、市場(株価)における影響力は少ないです。
  • 機関投資家
    機関投資家というのは、国内にある投資機関を指します。その多くは、銀行などの金融機関や投資信託、企業内の投資部署などです。個人投資家とは異なり、売買できる金額が大きいため、市場(株価)における影響力がかなりあります。
  • 外国人投資家・外国機関投資家
    そのまんまですね、外国人の投資家を指します。
    外国人投資家は海外資金を使って日本国内の株式を売買します。傾向としては、円高になると株を売ります。外国の機関投資家となると、売買金額がかなり大きくなってきますので、市場(株価)における影響力も大きく与えられます。

株の取引におけるリスク

資産(お金)を使って、株を売買する取引をするため最低限のリスクは知っておく必要があります。

  • 倒産のリスク
    上場企業の株式ですから、倒産するなんてことは有り得ない。と思う方も結構いますが、上場企業の中でも倒産になる会社というのはあります。
    倒産した会社の株を持っていた場合、株の価値が0円になります。株式取引の用語的には紙くずになってしまいます。決算書などで売上や利益、預金、資産がどの程度会社にあるかわかりますので、最低限倒産しなさそうな会社に投資しておけばリスクはかなり低くなります。
  • 値下がりリスク
    会社の価値=株価ですが、良いニュースもあれば悪いニュースもあります。成長すると見込んだ会社でもすぐに株価が上がらず、むしろ下がってしまうということもあります。
    この値下がりのリスクは株式取引には付き物ですので、このリスクを減らせるように取引の知識を学んでいくことをお勧めします。
  • 資産の流動性リスク
    資産(お金)で株を買います、その後その株を売ります。利益が出たとしてその売ったお金を受け取れるまでに4営業日かかります。株を買ってみたものの、値動きがほぼなく資産(お金)を株に替えてしまっているので、その資産(お金)を他のことに使えません。
    倒産、値下がりというのだとイメージしやすいリスクですが、この資産の流動性リスクというのも頭に入れておきましょう。

株式取引で得れるもの

これまで書いている通り、株価の変動によって売買差額益というのが株式投資の一般的な儲けを指します。ただ、得れるものはそれだけではありません。

  • 経済情報に長ける
    お金を投資して株を買っていますので、損をしたいという人はいませんよね?そうすると経済情報や市場の情報、投資している会社の情報などを集めることが日課になっていきます。
    必然的に経済情報に長けてくるものです。本業でその情報が活きてくることもあったりと株式取引で得れるものとしては重宝します。
  • 配当金
    株が値上がったことによる利益をキャピタルゲインと言いますが、配当金はインカムゲインと言います。株式会社というのはその会社で儲けがあった場合に、株主に配当金という形でその儲けを分配することができます。株価の変動によるキャピタルゲインが無くとも、配当金がもらえる会社だからということでその会社の株を買うこともあります。
  • 株主優待
    基本的な性質は配当金と同じです。株式会社のすべては株(株主)です。その株主のために自社商品の割引券や、クオカードなどを配ります。中長期で投資される場合は、この配当金や株主優待などが魅力的な会社を選ぶ人も多いです。

実際の株取引をしてみる

ここまで投資スタイルや取引市場について、リスクとリターンについて見てきましたが、実際の株取引はとても簡単です。

  1. 証券会社に口座を作りましょう!
    株の取引を行うには、証券会社に取引用の口座が必要となります。
    お金がなくても口座自体は開くことが可能ですので、証券会社の比較、選び方のページを参考に選んで口座を開きましょう。最近ではネット証券が一般的です。手数料が安く、夜間(PTS)の取引ができたり、何よりどこかに行って口座を開くという作業が必要ないから楽です。
  2. 証券口座にお金を入れましょう!
    証券会社に口座を開設したら、その口座にお金を入金しましょう。銀行口座に振込むのと変わりませんので、まずはご自身の生活に影響ない範囲で振込することをお勧めします。
  3. 買いたい株(銘柄)を選びましょう!
    自分の資産をある意味で預けられる会社を選びましょう。最初のうちは自分で働かれている、働いていた業種など、その分野の情報に長けている会社の株を買うことをお勧めしています。
  4. 買い注文を出しましょう!
    最近では注文は証券会社のウェブサイトからか、アプリなどからすぐに行うことができます。ネットで買い物する時とあまりやることは変わりません。買いたい株価と株数(枚数)を入力/選択して注文を出すことができます。
    注文方法は2つあります。株価は、いくらでも良いから注文を入れたい場合は”成行注文”、買いたい株価で注文を出したい場合は”指値注文”です。
  5. 取引成立しましょう!
    4で出した注文が成立することを約定(やくじょう)と言います。注文を出した段階では、株の売買は完了していません。約定して初めてその株を売買できたことになります。
    注文を出しているとそのお金で他の株に注文を出すことはできませんので、注意しましょう。希望の指値で購入が難しそうな場合は、指値を上げるか成行注文にすることで成立しやすくなります。

まとめ

ここまで株式投資の基礎知識をまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?株式市場には多くのベテラン投資家や、機関投資家がいますので、そんなに簡単に○倍儲かったみたいなことを夢見るのは避けた方が身のためです。
本業がある方はゆっくりでもいいから、損をせず、情報通になり、多少利益が出たくらいの感覚で始められると良いと思います。